世界最先端の路面摩擦係数・ラフネス測定ソリューションを道路メンテナンスに応用したらどうなるか。その答えは、まったく新しい可能性の世界が開かれるということです。
NIRAでは、常に今目の前にある問題を解決することに重点を置いてきました。そのひとつが、より良い、より効率的な冬期道路メンテナンスを可能にし、資源利用を最適化し、環境への影響を軽減することです。ソフトウェアベースの路面監視ソリューションの強力な基盤により、私たちはまさにそれを実現することができます。
結局のところ、効率的な道路メンテナンスはデータに帰結します。NIRAでは、路面の摩擦などを測定できる自動車用ソフトウェア・コンポーネントを開発しました。2020年以降、200万台近い車両にこのソフトウェアが搭載され、リアルタイムで道路データを収集しています。
現在、これらのデータを融合・集約することで、(もちろん匿名化されています)道路関係者と自動車業界の双方に、ロケーション・インテリジェンスと貴重な情報を提供することができます。たとえば、路面摩擦、路面ラフネス、ポットホールのデータを路面温度や降水量データと組み合わせることで、路面状態を詳細に説明する地図レイヤーのセットを作成することができ、道路網全体の包括的で正確な画像を提供することができます。
コネクティッド・ビークルのデータを活用した、日常業務と長期計画のための自動化された客観的システム。
道路の健康
冬道の洞察
道路状況の予測
道路事業者であれば、道路気象情報システム(RWIS)についてはすでにご存じで、過去にはきっと作業計画の作成に役立ったことだと思います。しかし、RWISは、木々の陰に隠れたある特定の区間でのアイスパッチに警告を発してくれるわけではありません。NIRAのRSIは、RWISステーション間のギャップを埋めることができます。さらに、フロントガラスのワイパーデータと周囲温度を追加することで、道路の状態についてより良いイメージを得ることができます。コネクティッドカーからのデータを、RWIS、レーダー、衛星画像、天気予報などの信頼できるソースと組み合わせて評価することで、現在の道路状況の全体像を把握できるだけではありません。私たちは、メンテナンス意思決定支援システムのプロバイダーと提携し、契約者が今使っているツールですべてのデータを利用できるようにしています。将来の路面状態の正確な予知を得ることができ、前もって対策を練るときにはいつでも貴重な情報となります。